綾事

消えた約束を書き出す 白紙を下さい

砂利の味がする 肌に埋まった思い出よ


頬を肩に引き寄せて「大丈夫」なんて

信頼に比例して傷は痛む


隠し事も泣き言も翻して

ああ綾事、絵空事

知る中でもとびっきりの

血に飢えた甘言を私にちょうだい




二度と現れない 小さな夢であれ 

弱音で記憶を汚さず 勝ち気であれ


派手なピアス、伸ばす髪、押し付ける美学

そうあなたが好きなあなたでいればいい


願い事も恨み言も掻き消していく

その綾事、綺麗事

今夜はせめて道連れにしたい

眠れなくしてあげる

あなたもおいで




隠し事も泣き言も翻して

ああ綾事、絵空事

この結末に相応しいだろう

血に飢えた甘言を私にちょうだい